Mental-Hack 投資BLOG

素人が一流のメンタルを獲得するためには?

負けるのが好きな人なんていない

人間の弱点を知る

ほとんどの人は負けることを嫌います。これは生存するためにはいい事かもしれませんが、負けることに対する恐怖は株やなんらかの投資をするにあたってかなり不健全な感情です。このことについて詳しく知りたい人はダニエル カーネマンの書籍や論文を読むことをおすすめします(卒論でめちゃくちゃ読んだ)。彼曰く、人間は損失に対して利得より敏感で、損失回避的な性質を持っています。わかりやすい例をあげましょう。

 

例:参加者は初めに1万円与えられたとする。次に、以下の二つから選ぶよう支持された。

1. 1万円のうち、6千円貰える。→57%

2. コインを投げ、表ならそのまま1万円がもらえ、裏なら1万円を没収→43%

やじるしの隣の数字は実際にこの実験を行った時の参加者の回答結果です。期待値を計算すると、2.では5千円なので、1.を選択した方が合理的です。実際参加者はより合理的な1の方を選びました。(有意な差かどうかは知りませんが)

 

次に、この問題を別の言い方で出題してみました。

1. 1万円のうち、4千円失う。→39%

2. コインを投げ、表ならそのまま1万円がもらえ、裏なら1万円を没収→61%

するとどうでしょう。1の問題の出題の仕方を貰えるから失うに変えただけで、参加者の回答傾向が変わってしまうのです(これをフレーミング問題と言ったりします)。確実に負けるのであれば、ギャンブルしてでも損失を無くそう、と考えてしまうのです。このように、人間は「損失」という概念に非常に弱く、損失が絡むと合理的な思考ができなくなってしまう生き物なのです(もうしょーがないね)。

この損失回避性により、株価が下がり含み損を抱えてしまうと、その含み損に耐えれなくなり、本来であれば本質的には高い価値を持っている銘柄に対してもすぐに狼狽売りをしてしまうのです。

逆に、物凄く価値のある株を持っていたとしても、負けたくない=すぐに勝ちを確証したいという気持ちが先行してしまい、本来もっと価値があるのに安い値で売ってしまったりします。これは直感的にわかりにくいですが、損失です。

 

解決策

自分が買った株価を基準に株を売買しない。あくまでその株の内在的価値を考え、そこから得られるリターンについて考える。その後、そのリターンが市場に存在する他の投資先と比べて得か損かを常に考えて意思決定をする。

 

こういう人間の弱点について知れば知るほど、株は人工知能にやらせるべきなのかなーって思ったりします(今の技術では到底無理ですが)。

仙人目指すぞ!