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企業名が読みやすいと株価も上がりやすい?!【投資×認知科学】

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子供の名前、会社の名前、ブログの名前…

日々の生活で名付け親になる機会は少ないようで多いような気がします。名付けの瞬間で悩まない人はいないでしょう。

名前でその子の未来が決まる、などと言われるように、古来から名前には特別な力があるとされてきました。しかしこれは本当なのでしょうか?

そこで今回は、この疑問に対し「発音しやすい名前が成功の鍵である」という研究について紹介します。

 

名前の発音のしやすさとその人の評価の関係

Lahamら(2012) は、発音しやすい名前ほどポジティブな評価がされることを示しました。これは名前の奇抜さや長さを除いても顕著に現れ、名前の発音のし易さが人間の評価に占める割合が高いという結果になりました。

また、架空の選挙を想定した実験でも発音しやすい候補者の方が発音しにくい候補者よりも好意的に評価され、獲得票数も多かったそうです。

さらに、実際のアメリカの弁護士500人の名前の発音のしやすさと所属事務所内での地位を比較した結果、名前が発音しやすい人の方が事務所内での地位が高くなることがわかりました。

また、この傾向は人名だけでなく企業の名前でも見られました。1990年から2004年の間でニューヨーク証券取引所に新規公開された株式について、名前の発音のしやすさと公開後の株価の関係を調べたところ、企業規模や業界と無関係に、発音しやすい企業の方が、公開1日後および1週間後の株価は上昇していたのです!

しかし、公開から半年、1年と経つとこの効果は消え、実際の企業価値に即した株価になっていました(そりゃそうだ)。

 

これは非常に面白い研究であるが、ではなぜこのようなことが起こるのでしょうか?

一つが利用可能性ヒューリスティックです。人間は最近起きたことや記憶に残りやすいものを優先的に使って推定をする傾向があるため、発音のしやすい名前の方が無意識的に注意を向けたり思いだしやすいのです。

その結果、良く思い出せる=自分にとって利益のある人に違いない、と脳が関連付けをし、結果印象が良くなるのです。

新規公開企業についても、第一印象で覚えやすい名前や発音しやすい名前の方がそうでない名前より注目を浴び、結果株価が吊り上げられるというのは想像に難くないと思います。