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素人が一流のメンタルを獲得するためには?

直感の方が優れてる!?あなたはどうやって物を選んでる?【投資×認知科学】

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どの銘柄を買うか決める時、考えうるすべての選択肢を見比べ、それらについてプラスな点・マイナスな点をそれぞれ洗い出し、それらの重要度について重み付けをし、最も得点の高いものを最も効用が高いものを選択する。

このような意思決定方法を「分析的モデル」といいます。多くの人がこのような意思決定の方法に異論はないと思いますし、日常的にこのようにして意思決定をすることもあると思います。

クラインの研究

しかし、このような分析的モデルは現実の意思決定場面において実際に用いられておらず、ほとんどの場合最初から一つの選択肢を強い信念を持って実行しているという研究結果が出ています(クライン,1998)。

彼は実際の消防士にアンケートを実施し、緊急事にどのような戦略で意思決定をしたか質問したところ、多くの場合消防隊長は最初から最善の行動を選択できる、とのことでした。言い換えると、はじめから直感によりどう行動するのが最前かわかっていたのです。

ただ、誰もが直感による意思決定が可能という訳ではなく、その領域で豊富な経験を積んでいるエキスパートであることが前提条件として必要であることがこの研究から分かりました。

彼はまた”Better is the enemy of good enough”(完璧は十分の敵だ)ということわざを引用し、最高な選択肢を求めるのより、自分が受け入れ可能な選択肢を素早く見つけることの方が大切であるとも説いています。

(個人的にこの言葉好きです)

 

「もっと良い銘柄があるかも…」「もっと安くなったら買おう…」とグズグズするより時に直感を信じて覚悟を決めて、あるいは足るを知ることが現実の意思決定の場面で重要なのかもしれません。

ただし一つ気をつけないと行けないのが、「直感」に頼る場合は十分に経験を積むこと必要があるということです。